すべからくは、この手に光を、
この足に力を、この目に涙を、この口に勇気を。


ふんふんと鼻歌を歌ながら、気を紛らわす、手には小さな箱。
私をそれをみるたびに顔がにやけてしょうがない。
真っ白な箱に赤いリボン。
気にいってくれるかな。いいや、彼ならなんでも喜んでくれるだろう。

けどね、それは私が望んでる思いじゃない。
彼は私のこと妹ってくらいにしか思ってない。
はやく大人になりたいとかロマンチックなことが言えないくらい大人だから、早く気がついて!
ご褒美は、頭を撫でらるよりも大人なご褒美が欲しい。
だから、なんでもない日にプレゼント渡すの。
なんでって言われたら、伝えたかった言葉をあなたに。


私をみて、私を愛して、私と一緒に、恋しましょう



けどね。

けどね。


分かってたんだ。妄想に恋して、勝手にあなたを作り上げているだけって。



あなたの学校に行きました。
昼間あなたに会いにいきました。
驚かせたくて行きました。
嘘です。暇が私を動かしたんです。私の学校は創立記念日で
雪が降るかもしれないと思うほどに寒さが感じられる日でした。

あなたは、知らない誰かと嬉しそうに笑ってました。私には見せない笑顔で。
なんて幸せそうに笑うかと思いました。なんて嬉しそうに笑うのかと思いました。
そして、気づいてしまった。ああ、終わったと。

箱を思いっきり投げれば、宙を飛んでいきました。
赤いリボンが鮮やかで綺麗でした。

なんてことはない。なんてことはないさ。

そんな言葉を頭にいいかして。
今日は思う存分泣こうと思います。
もう、泣いてるけどもっともっと泣こうと思います。
ちゃんとすっきり忘れられるまで泣こうと思います。真剣に好きでした。
妄想じゃないあなたが好きでした。
いいえ、まだ好きです。
けれど、
言葉を伝えたくても近くにいてもこんな顔じゃ会いにいけません。
本当は会いたくないんです。
隣にいる綺麗で大人で可愛い人に、
誰って聞かれて紹介される姿を想像して虚しくて仕様がないから。


神様。だからお願いです。私を家に帰してくれませんか?











自己分析をしよう。
私の名前は、 
雪の日に生まれた希望の子供っていう、安直なネーミングセンスを持った親によってつけられました。
中学3年生で、高校は推薦がとれてました。
馬鹿な中学で、学校が決まったときは盗んだバイクでお祝いをしてくれるとても素敵な友人によって
体力、気力、十分です。はい。
部活は、体操でその能力の為に推薦が決まりました。

今日、その報告とまぁ、告白でもするかと思ってバイトの先輩の学校へ行きました。
そこで、失恋をしたのでとっておきのハーゲンでも食べて、泣きまくろうと家に帰ろうとした矢先に
なんかそう!水です。洪水が。
私の涙はそんな量はでないはず!
・・・・・・駄目だ。


整理しても分からない。
この野原は、どこですかーーーーー?














2009・2・16