小さな背中からは小さな手から
予想もつかない強い力で僕に抱きついてくる
ちょっと骨がミシっていったけど・・・・・・気にしない。
の独特の匂いが鼻を掠める
女性独特の柔らかい感触
別に太ってるわけではないよ
だって彼女は大の豆腐好き
さらさらした髪は
石鹸を豪快に頭にくっ付けてコレでもかというほど乱暴にあつかっているようには見えない
人体のいや女性の・・・いやの不思議だ
無表情でよく分からないといわれているけど僕からすればは分かりやすいと思う
気持ちに鈍でかなりの不器用な人
だからこそ素直だと
僕は思うんだけどね
の不思議に手をやる
さらさらと流れていく髪
そういえば秀麗さんも綺麗な黒髪だった
遺伝子かな
撫でていくうちに彼女は震えなくなった
そんなはずはない
何か聞こえた気がしたけど僕の耳は聞き捕らえなくて
・・・年かななんて
今さらだけど僕との年の差ってとかロリコン?とか色々頭に沸いて出たけど
少し涙ぐんだ君の顔見たらふっとんだ
そんな顔しないで
なんで
どうして
誰が?
よし!泣かせたやつを半殺し★
いやむしろ天国のほうがましだと思わせてやろう
ぎゅっと抱きしめる力を強くした
「北雪」
「うん?」
もしかして痛かったかな?
「北雪 北雪」
「うん」
何度も名前を呼ばれる心が満たされる
「とても怖い夢を見たんだ」
「へぇどんな?」
ちなみに僕の悪夢はあのロリコン扇叔父とが結婚する夢だよ
「・・・忘れた」
君は僕の腕にもぐる
僕の存在を確かめるように
自意識過剰じゃなければ君は僕の夢を見たんだね
大丈夫
君が望むなら僕はずっと傍にいるよ
次はきっといい夢を
2008.5.27