「好きです」


私はこの日強力な力を最良で軽率な言葉にのせて吐き出しました。
これがすべてのはじまり。






「邪魔」



今日何回目になるか分からない激痛を頭に感じながら、
私こと 京洛 は叩いた人物を見上げた。

黒い短髪に切れ長の黒の瞳顔からはイライラしているとこがうかがい知れる。
彼は一体何に対してこんなに怒っているのか。
理由が良くわからない。じっとみていたら目をかっと開かれ


「何、そんなに咬み殺されたいの?」


チャキとトンファーを取り出した。

頭がはちきれんばかりに勢いよく頭を振った。
少し気持ち悪くなったが、自分の目の前においてある書類に顔を向ける。


書類に目を向けながら過去を廻る。
好きだといったのが2週間前の話。
最初は言葉すら無視 
次は行動で叩かれ 殴られ 私は弱いが、打たれ強さと粘り強さだけは強い。
結局彼は折れ 私は風紀委員 雑用の地位を手に入れた。

というものの一向に一方通行な思い。
しかし諦めない。
私の長所は、粘り強いところです!




「っていうけど、どうみても脈ないでしょ」


「うぅ〜痛いところつくね、花は」


「誰もわかってるからといーうかあんたは選んだ人が悪すぎるのよ」


「そんな結構いい人なんですよ。雲雀先輩は」


「あの人のことをそういうのはあんただけだからったく顔はそこそこいいのにもっと違う男にすれば?」


「・・・けど」


「あーはいはい。確かにあの人より強い人はなかなかいないよ。まったくその趣味どうにかならないの」


「普通ですよ。女は皆強い男が好きでしょう?ねぇ京子ちゃん」


「そうだね」

京子ちゃんはにこにことかわいらしい笑顔を振り散らかしている。
くそぅ。私もこんなんだったら付き合ってくれたかな。
羨ましく思いながらも素敵笑顔を独り占めしている優越感に浸る。


「ほらぁ見てみろ〜」

そう言って京子ちゃんの髪を撫で回す。うぅこの柔らかヘアー欲しい。


「制限があるでしょ本当に」

呆れた花の言葉よりも先に時計を見た。


「あ、もうこんな時間。遅れたら殴られるごめんお先」



止める言葉よりも先に駆け出していたの姿を花と京子は見送った。

「まったく」


「けど羨ましいよねあそこまで好きでいられるなんて」


「・・・・・・私はいやだよ」



たとえ100人中100人の人から可哀想だとといわれても私は幸せで
この世界に光が満ちていて音があることに気が付いたことだけで幸せなんですよ。

目下の目標は雲雀先輩から恭弥先輩と呼ぶことそれと殴られる数を減らすことです!









2008・4・20