横ドアを開けたら、
「やぁ、久しぶりだ。」
「利吉か」
「さんをつけようか?」
山田 利吉(18)がノボタケの兵の格好をしてそこにいた。
つまり、この見取り図を描いたのはこいつで、なーにが情報がないだ。
ちゃんともぐりこませているではないか。あの糞じじぃ。
「利吉、現在状況は?」
二人は微量な声で羽の揺れる音で会話して、
は、槍をもち見張りをしている男の首をまわし、
男を落とすと服を脱がし、自ら着始めた。
利吉は、さっとから目を離した。
「・・・・・・さんをつけろ。今は丁度今回の戦の祝賀の真っ最中だ」
「なるほど、そういえば誘われていた」
「ああ、そういえば今回はこっち側で働いていたのだっけ?
ならば、私よりも知っているのでは?」
「ここが買った新しい大砲は、とても厄介な相手だ終わり」
「・・・・・・それは」
「それと、殿は変態。それ以外に興味がなくて」
がっしゃがっしゃと鎧を身につけすべて身につけ終わると、は槍を持ち、
利吉の横につき、足音を出して歩き始める。
「進入していながらまったく知らないと?この馬鹿!!」
「馬鹿っていうな、馬鹿。利吉死ね。馬鹿。適材適所があるんだ。
私はそういうのに向いてないし、第一興味がない」
横を曲がると、お偉いさん。二人はタイミングを計ったように同じようにお辞儀する。
「前も言ったが、お前の頭は使えるのに、なんで使わない。
興味じゃなくて、そういう情報がな、次の任務に必要にあーもう。
なんか、本当に嫌お前!!」
「私もだ、両思いだな」
「・・・・・・そういうことスラって言えるとこも嫌だ。それとどさくさに紛れて死ねっていうな
名前呼び捨てにすんな」
「うっさ」
ワイワイと騒がしい宴会上に、さきほど渡された酒を置く。
一番上の上座にいるやつの顔をじっと見て、は吐き気を覚えた。
一般から言えばそんなにブサイクではないだろう。
それどころかハンサムに入る部類の男だが、生理的に受け付けない部類の男だ。
横にいる女達は全て美しく着飾られているけれど、
目がみんな死んでいた。傍にいることを自ら望んでいるとは到底覚えがたいが、
その中にまだマシな目をした少女が一人。それはの目的の人物だった。
彼女と殿の距離は近い。
横にいる男の腰をコツンと膝で打つ。目が合う。
『もう少し、夜が更けてから』
コクンと頷いたのを見て、二人は小間使いのように空っぽになった皿を持ち、
外へ出た。
酒臭い・死臭臭い色々臭い。に反して外の空気はとても新鮮であった。
空には一つ二つ三つたくさんの星がキラキラ。
2009・12・22